【まとめ記事】令和6年度の助成金・補助金について紹介します
令和6年度も、多くの企業や個人が利用できるさまざまな助成金・補助金が用意されています。これらの制度は、事業の拡大や新規プロジェクトの立ち上げ、地域振興や環境保護など、幅広い目的で活用されています。本記事では、令和6年度に提供される主な助成金・補助金の概要や申請方法、対象となる事業や要件について詳しく解説します。
目次
令和6年度の助成金
助成金は、主に企業や団体が特定の活動やプロジェクトを実施する際に、その経費の一部を補助するための資金です。助成金の特徴として、一定の要件を満たせば原則として返済の必要がないことが挙げられます。助成金は、雇用促進、技術開発、地域振興など、幅広い分野で活用されます。
雇用調整助成金
コロナ禍において、雇用調整助成金はある種の休業補償制度として大いに機能しました。コロナ禍が収まった現在では、従業員のリスキリングを支える制度として新たに制度が変更されました。この記事では、令和6年度の新しい雇用調整助成金の概要を紹介しています。
雇⽤関係助成⾦
事業主の方のための雇用関係助成金は、従業員が働き続けやすい環境維持やスキルアップなどを対象にしています。しかし助成金の種類が膨大であったり、条件も年々改定されたりと、把握しきれない部分も多くあります。令和6年度の変更点を中心に、雇⽤関係助成⾦を利用する上での注意点を確認しましょう。
労働条件等関係助成⾦
職場環境の改善を計画している事業所には、労働条件等関係助成⾦の提案が最適です。あらゆる職場環境の改善事案に対応しているため、大いに力になってくれるでしょう。以下の記事では、8つの制度について、基本的な概要を紹介しています。
業務改善助成金
業務改善助成金とは、事業所内の最低賃金を一定額以上引き上げつつ、生産性向上のための設備投資を行った場合に、かかった費用の一部を助成する制度です。賃上げの計画と設備投資などの計画を申請して、計画どおりに実行した後の結果を報告することで最大600万円が支給されます。
働き方改革推進支援助成金
この制度は労働時間の削減と共に生産性の向上を図る事業者に向けたもので、中小企業における労働時間の設定の改善の促進を目的としています。
人材開発支援助成金
人材開発支援助成金は、雇用主が労働者へ、勤務先で必要な資格や知識を取得させるにあたり、発生した費用の一部を負担してもらえる制度です。しかし、どんな内容であっても助成金が出るわけではありません。この記事では、人材開発支援助成金の種類や、申請可能となる条件などについてご紹介します。
キャリアアップ助成金
派遣を始めとした非正規雇用者を正社員とするなど、雇用者の待遇改善によってもらえるのがキャリアアップ助成金です。実際は正社員化以外にも様々なコースがあり、条件をクリアすれば受け取れます。
この記事では、キャリアアップ助成金の各コースの違いや、令和6年度版での変更点についてご紹介しています。
令和6年度の補助金
補助金は特定の政策目標を達成するために提供される資金で、助成金に比べてより特定の目的に限定されることが多いです。補助金の提供には、通常、厳格な審査と申請プロセスが伴い、使用目的や報告義務も明確に規定されています。例えば、農業支援、環境保護、地域再生などが補助金の対象となります。
事業再構築補助金
事業再構築補助金は、コロナ過により、従来の業務で売り上げ等が望みにくくなったことに伴う支援です。業績を取り戻すために新たな分野を開拓したり、今の業種そのものを変更したりと、挑戦を選んだ中小企業を対象に行われています。
IT導入補助金
IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者が自社の課題やニーズに最適なITツールの導入を支援する補助金です。2024年分は2月14日より申請受付がスタートしています。ITツール導入を考えているクライアントに紹介してみてはいかがでしょうか。
観光地・観光産業における人材不足対策事業の補助金
観光地・観光産業における人材不足対策事業とは、設備投資やサービスの導入に関する経費の一部が支援される補助金です。補助金を利用することで人材不足などが解消し、オーバーツーリズムの課題を解決できる可能性があります。
インバウンド安全・安心対策推進事業の補助金
日本国内での「インバウンド」観光がますます活発になる中、観光客が安全で安心して旅行できる環境を整備することが求められています。インバウンド安全・安心対策推進事業とは、外国人旅行者が日本での滞在中、自然災害に遭遇して避難する場合や、訪日中に病気やケガで医療機関を受診する場合といった、訪日中の非常時の対応を強化するための国の補助金です。
まとめ
本記事では令和6年度の助成金・補助金について紹介しました。金額や要件も多岐にわたる助成金・補助金ですが、これらの制度を知っておくことは、クライアントの信頼を得る上で非常に大切です。クライアントが最適なタイミングで適切な支援を受けられるよう、最新情報を常に把握しておきましょう。
税理士.ch 編集部
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