医療機関へのサイバー攻撃を想定したBCP策定の確認表などを公表
厚生労働省は、令和6年6月「サイバー攻撃を想定した事業継続計画(BCP)策定の確認表」、「サイバー攻撃を想定したBCP策定の確認表のための手引き」、「医療情報システム部門等におけるBCPのひな形」をホームページで公表した。
サイバーセキュリティ対策については、令和5年度から医療機関に対する立入検査の項目に位置づけられ、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に記載されている内容のうち、優先的に取り組むべき項目については「医療機関におけるサイバーセキュリティ対策チェックリスト」で示されてきた。このチェックリストの中には、「サイバー攻撃を想定した事業継続計画(BCP)を策定している」という確認項目が含まれており、それに対応した形で公表された。
【参考】
「サイバー攻撃を想定した事業継続計画(BCP)策定の確認表」
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001261299.pdf
「サイバー攻撃を想定した事業継続計画(BCP)策定の確認表のための手引き」
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001261301.pdf
「医療情報システム部門等におけるBCPのひな形」
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001261302.pdf
医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第6.0版(令和5年5月)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00006.html
「令和6年度版 医療機関におけるサイバーセキュリティ対策チェックリスト」
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001253950.pdf
新矢 健治
新矢税理士・行政書士事務所 税理士・行政書士
日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント。
医療法人の設立、運営、承継から認定医療法人を活用した持分なし医療法人への移行まで、
多岐にわたるクライアントの税務相談に尽力。厚生労働省医政局医療施設経営安定化推進事業の
研究班担当スタッフを務めた実績を持つ、医療分野のエキスパート。
著書に『医療法人の設立と運営の実務のポイント』(税研情報センター・共著)、
『医療・介護・福祉の消費税』(税務研究会・共著)などがある。