国家資格の手続きがオンライン化、マイナポータルから手続きが可能に
令和6年8月6日から、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師の4つの国家資格の手続きがオンライン化された。これまでの紙での手続きに加えて、マイナポータルからのオンライン申請等も可能となる。利用開始時に可能な手続きは資格ごとに異なるが、氏名等の変更手続きや、デジタル資格者証の取得ができるようになる。本年11月頃には医師や看護師なども対象となる予定であり、その後も対象資格は拡大される。
オンライン化によって、マイナンバーを活用することで住民票等の写しの提出が省略できるようになるほか、登録免許税や手数料の支払いもオンラインでの決済(クレジットカード)が可能となる。
デジタル資格者の活用例として、デジタル資格者証に付された二次元コードを読み取ることで資格の有効性などを検証できるようになる。
【参考】
国家資格等のオンライン・デジタル化
https://www.digital.go.jp/policies/government-certification
新矢 健治
新矢税理士・行政書士事務所 税理士・行政書士
日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント。
医療法人の設立、運営、承継から認定医療法人を活用した持分なし医療法人への移行まで、
多岐にわたるクライアントの税務相談に尽力。厚生労働省医政局医療施設経営安定化推進事業の
研究班担当スタッフを務めた実績を持つ、医療分野のエキスパート。
著書に『医療法人の設立と運営の実務のポイント』(税研情報センター・共著)、
『医療・介護・福祉の消費税』(税務研究会・共著)などがある。