セミナー概要

AI-OCRや会計ソフトの自動仕訳機能が進化し、記帳代行や決算書・申告書作成といった定型業務は、徐々にAIが担う時代に変わりつつあります。こうした変化の中で、会計事務所に求められるのは“人にしかできない支援”です。
この講座では、AIを脅威ではなくパートナーとして活用し、「AIには出せない価値」を生み出していく具体的な方法を、セブンセンス税理士法人の大野修平先生に解説していただきます。

【この講座で身に付く2つの力】
・顧客理解：顧客を深く理解し、黒字に導く力
・専門性：不確実な状況でも合理的に判断する力

「データ×AI」活用で、付加価値アップの具体策も解説
会計事務所には、顧問先である企業の財務・経営データが日々蓄積されています。この膨大な情報こそが、AI 時代における最大の資産です。多くの業務が自動化・代替されていく中で、「自社が保有するデータをどのように活かすか」が、事務所の競争力を左右します。

たとえば…
● 顧問先ごとの分析レポートの自動生成
● 過去の事例や相談履歴を活かした実務判断の支援
● 所内ナレッジの検索・共有の仕組み化　など

AIを組み合わせることで、中小規模の事務所でも実現できる “データドリブン経営支援”の形を具体的に掘り下げます。
会計事務所に眠るデータを“資産”として活用し、生成AIと結びつけて新たな価値を生み出す方法を解説します!

開催スケジュール・プログラム

1. 生成AIを活用して顧客を深く理解し、黒字に導く
生成AIと「ローカルベンチマークツール」を使って顧客を理解する
決算書を用いた財務分析
RPAやGAS（Google Apps Script）と生成AIを組み合わせたより深い財務分析
経営分析と戦略立案

2. 非定型の専門領域でのAI活用ポイント
「税務判断」「適法性の判断」「法律の解釈や当てはめ」へのAI活用のポイント
正確な答えを導き出すプロンプトのコツ
専門性の高い問題を解決する生成AIツールを紹介
高度・専門業務におけるAIツール活用事例
Notion AIを活用した高付加価値スポット業務のプロジェクト管理

3. 会計事務所のデータ活用
会計事務所の「データ活用」の考え方
データ活用の具体例
Geminiを活用した引継ぎ書の作成／動画から手順書作成