研修が企業の未来をつくる――成長する組織になるために<President’s Report vol.34>

株式会社ビズアップ総研 代表取締役
吉岡 高広
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
前回から「研修」をテーマに、お伝えさせていただいているメルマガですが、
今回のトピックは「ハラスメントの境界線」です。
近年、ハラスメント問題への関心が高まり、多くの企業が研修を実施するようになりました。しかし、それでもなおトラブルが絶えないのが現状です。「研修はやっているのに、なぜ問題がなくならないのか?」この疑問を持つ経営者や管理職の方も多いのではないでしょうか。
ハラスメントはなぜなくならないのか?
その理由の一つは、「ハラスメントに対する意識のズレ」にあります。
例えば、ある上司は「適切な指導」のつもりで部下に注意したとしても、部下からすれば「威圧的」と感じることがあります。昔は当たり前だった指導方法が、今の時代ではパワハラと見なされることもあります。こうした感覚の違いが、職場の摩擦を生む原因になっているのです。
また、「これはハラスメントになるのでは?」と気づいていても、「面倒なことになるから」「自分の立場が悪くなるかもしれない」といった理由で、問題を指摘できないケースも少なくありません。結果として、職場の空気が悪くなり、生産性が低下してしまうのです。
ハラスメント研修=職場のコミュニケーション研修
ハラスメント研修というと、「やらなければならない義務的なもの」と捉えられがちですが、実際は「職場のコミュニケーション研修」でもあります。研修では、「ハラスメントの基準を明確にすること」はもちろん、「適切なコミュニケーションの取り方」も学びます。
例えば、
指導とパワハラの違い:
厳しく注意することがすべてパワハラというわけではないが、「言い方」や「伝え方」には注意が必要
部下のモチベーションを高める関わり方:
叱るだけではなく、相手のモチベーションを下げることのないよう、フィードバックの仕方を工夫することで、部下の成長につなげる
リモート時代の新しいコミュニケーション:
テキストやチャットでのやり取りが増えた今、誤解を招かない言葉の使い方を意識する
これらを実践することで、単にハラスメントを防ぐだけでなく、職場の雰囲気が良くなり、結果的に生産性向上につながるのです。
ハラスメント対策は「企業の成長戦略」
「ハラスメント対策」と聞くと、「トラブルを防ぐために仕方なくやるもの」と思われがちですが、実はそうではありません。
- 上司が部下を適切に指導できるようになれば、組織全体のパフォーマンスが上がる
- 従業員が安心して働ける環境を整えれば、離職率の低下につながる
- オープンなコミュニケーションが取れる文化があれば、チームワークが向上する
つまり、ハラスメント対策は「企業の成長戦略の一環」なのです。
一度の研修で終わらせないことが大切
ハラスメント研修は、一度やれば終わりではありません。むしろ、定期的に実施し、職場の意識をアップデートし続けることが重要です。「昔はこうだった」という価値観のままでは、変化する社会に対応できません。企業が成長し続けるためにも、時代に合ったマネジメントやコミュニケーションを学び続ける必要があるのです。
そのためにも、研修などを通じて、職場環境をより良いものにし、従業員が安心して働ける組織を作っていくことが重要になってきます。
研修を導入し、組織の可能性を広げる――私たちビズアップ総研も、そのお手伝いをさせていただきます。
今後も変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。