税理士業務に関する案件は多い<税理士必見! 銀行員との人脈作り Vol.1>

株式会社リフレ
加藤充也

2021/7/18

業務を推進していくうえで他業態の人と人脈を構築することはとても大切です。銀行員を例に取って考えてみましょ う。渉外担当者が自分達の担当する顧客以外から住宅ローン案件を発掘するためには、不動産業者やハウスメーカーの担当者と接点を持ちます。そして彼らのメリッ トになることを提供することで、彼らの持つ住宅ローン案件を紹介してもらいます。銀行員はそういった「仕組み」を作ることで案件を増やすことに力を注いでいま す。

これを税理士事務所に置き換えてみると、直接クライアントを増やそうとする営業活動以外にも、クライアント予備軍を多く抱えている業者にアプローチすることが 有効になります。その業者というのが銀行や信用金庫といった金融機関になります。

税理士業務に関する案件は多い

一般的に金融機関の支店には、法人担当渉外と個人担当渉外が外回りを行っています。規模や種類により差はありますが、支店にはそれぞれ5~10人程度の渉外担当 者がおり、法人担当は1人あたり100~300社程度、個人担当は200~1000人程度を担当として抱えています。

顧客には様々な理由で税理士の皆さんを紹介する機会があります。主な理由は以下のようなものです。

支店の店頭で担当者のいない顧客から上記のような相談を受けることもあります。本部の専門部署が対応する、提携するコンサルティング会社や会計事務所が対応す るなど金融機関によって様々ですが、税理士業務に関する案件が多いのは事実です。また、顧客の資産の大小によっては本部や専門部署、グループの信託銀行が動く 案件ではない場合もあります。そのようなときに支店と親密な税理士事務所があれば、案件を紹介することもあります。

気さくに教えてくれる税理士を頼りにする

顧客が急いでいて本部対応などでは遅くなるといった場合にも税理士を紹介することがあります。その際には、普段から接点があり、信頼が高く、顧客の要望にも的 確かつ迅速に応えていただけるという税理士を優先することになります。また支店の担当者は、一般的な税務の質問を顧客から受けることも多く、気さくに教えてく れる税理士を頼りにします。

皆さんのオフィス近隣には多くの金融機関があるはずです。金融機関の実情が分かれば分かるほど皆さんのビジネスチャンスにつながる機会が見えてくるはずです。 ぜひ、銀行員との人脈を積極的に築いていただきたいと思います。

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