信頼関係を土台に、柔軟性と多様性を武器にする
ーアテナ税理士法人が描く、「選ばれるプロフェッショナル集団」の未来像 Vol.2

信頼関係を土台に、柔軟性と多様性を武器にする ーアテナ税理士法人が描く、「選ばれるプロフェッショナル集団」の未来像

アテナ税理士法人 代表社員・公認会計士・税理士 池田 祐香

会計・税務の仕事は、企業の意思決定を支える重要なインフラでありながら、その価値が十分に伝わりきらない場面も少なくない。アテナ税理士法人は、税務の正確さを大前提に、経営者が安心して本音を預けられる「信頼」を最優先に、品質を仕組みで担保しながら、“アテナだから任せたい”と選ばれるプロフェッショナル集団を目指している。また、アテナ税理士法人のミッションは「We can be your spotlight.」。顧問先やスタッフなど関わる方々を明るく照らし、安心して前に進めるように支える存在でありたいという想いが込められている。Vol.2では、出産や海外転勤といったライフステージの変化を乗り越えながらキャリアをつなぐ働き方、そして組織として信頼を積み上げ続けるための「土台づくり」について、代表社員の池田祐香先生と、パートナーの杉田愛先生に伺った。

挑戦を可能にする「柔軟性」と「キャリア継続」

杉田先生は、ライフステージの変化を乗り越えながらキャリアをつないでこられた印象があります。これまでの経験について教えてください。

杉田:ありがとうございます。私自身、夫の海外転勤(タイ、オーストラリア)をきっかけに、当時は仕事を継続することが難しい局面がありました。
最初の海外帯同でははまだリモートワークが普及していなかったのと、30歳目前で出産も視野に入れていたこともあり、仕事を諦めるしか選択肢がなかったという感覚があったのは事実です。その後、コロナ禍を乗り越え、働き方の前提が大きく変わり、池田から声をかけてもらいました。

その当時は二度目の海外帯同が始まったばかりで私生活のセットアップで精いっぱいだったのですが、最初の海外帯同以降途絶えた自身のキャリアのリスタートを望んでいたのと、古くからの同僚であり友人でもある池田の「信頼を組織として積み上げたい」という想いに共感し、私の経験が少しでも役に立つならとパートナーとして携わることを決めました。

池田先生も子育てを経験されていると思いますが、
組織としての「柔軟性」についてはどのように捉えていますか。

池田:私たちも子育てを経験していますので、スタッフにライフステージの変化があっても仕事を続けられる環境は、積極的に整えたいと考えています。実際に、介護のために時短勤務や在宅勤務をしているスタッフもいます。

柔軟な働き方は、特に女性スタッフが多いアテナ税理士法人にとって大きな魅力ですが、組織運営の観点では、この柔軟性が逆に問題を引き起こす可能性もあるのでしょうか?

池田:おっしゃる通りです。柔軟性自体は素晴らしい一方で、信頼関係や基本の運用が十分に整っていない状態で「自由」だけを先に渡してしまうと、誤解が生まれかねません。だからこそアテナでは、「信頼」と「品質の基準」を先に共有し、判断の根拠や仕事の進め方をすり合わせた上で、柔軟な働き方が成立するように設計しています。

杉田:柔軟な働き方は、まずプロフェッショナルとして業務のやり方や組織の文化を習得し、基本的な信頼関係を築いてから成立するものだと考えています。 そのため、新しくメンバーが入ってくる際は、最初の期間は毎日出社してもらい、しっかり教育・指導を行って土台を固める方針を検討しています。

池田:アテナのスタッフは「女性だからいい」という理由で採用しているのではなく、優秀な人材が集まり、結果としてその中に女性が多かった、という認識です。一般的に女性は「行間を読み取る力」やきめ細かさを持っている方が多いと感じます。そうした個々の強みを活かし、プロ集団として質の高いサービスを提供していきたいと思っています。


挑戦と学びを、アテナの信頼と未来へ

池田先生は、監査法人への参画や学びへの投資、外部活動など、挑戦の幅が広い印象があります。現在の取り組みと、これからのアテナにどうつなげていきたいか教えてください。

池田:2025年6月からは南富士有限責任監査法人にパートナーとして参画し、監査・IPO支援に加えて海外進出支援も含めた領域に携わっています。 南富士は「価値ある豊かさを次の世代へ」というミッションのもと、奨学金の提供やアスリート支援など次世代への投資にも力を入れており、私自身その価値観に強く共感しています。

また、税務・会計の支援を「経験」だけにせず、組織として再現性あるものにしたいという思いから、京都大学EMBAで管理会計や組織運営を学び直し、日本原価計算研究学会の学会員として研究の視点にも触れています。学びは知識を増やすことが目的ではなく、判断の質を上げ、お客様に「根拠」と「見通し」を届けるためのものです。加えて、コミュニケーション面ではPCMを学び、チーム運営や育成にも活かしています。 そして日本M&A協会の理事会員として、スタッフとともにM&A支援の実務スキルも高め、経営の重要局面でより頼られる存在を目指しています。

さらに、RKB毎日放送(日曜朝の経済情報番組「サンデーウォッチ」)でのコメンテーター出演や、公認会計士協会 北部九州会の広報委員として「ハロー!会計」等の会計教育にも関わり、会計の価値を次世代へつなぐ活動も続けています。

杉田:池田の活動量は本当にすごいです。本人は興味の赴くままに活動しているだけかもしれませんが、その一つ一つがアテナの信頼や提供価値の拡張につながっていると感じています。
一方で、私自身は実務面で他のスタッフからサポートを受けている部分もあり、その支えがあるからこそ、業務の標準化や品質管理など、土台づくりに集中できています。

最後に、組織の未来、そして業界の未来を見据えてメッセージをいただけますか?

池田:これからのアテナは、人数目標を追うのではなく、志を共有できる仲間を大切に育てていきたいと思っています。規模を追うよりも、品質と信頼を守れる体制を優先し、組織としての再現性を高めていきたいです。そして、スタッフ一人ひとりが持つ多様性と強みを尊重し合える組織でありたいです。
かつて「池田先生みたいになりたい」とスタッフに言われたこともあったのですが、私は誰も私のようになってほしいとは思っていません。それぞれが持つ個性や強みを活かし、互いに助け合いながら、より良いサービス提供をしていきたいだけなのです。できないことはできないとフランクに言える関係性を築いていきたいと思っています。
アテナ税理士法人のミッションは「We can be your spotlight.」です。
税務・会計は、経営者やスタッフの皆さまが不安や迷いを抱える局面に立ち会う仕事でもあります。だからこそ、私たちは守秘を徹底し、判断の根拠を丁寧に示しながら、意思決定を前に進める伴走者でありたい。顧問先の経営者の方々も、働くスタッフも、関わるすべての方を明るく照らし、安心して前に進めるように支える――その姿勢を、これからも組織として磨き続けます。

杉田:私たちが目指すのは、「アテナだから任せたい」と選ばれる法人です。
そのためにも、組織の土台をしっかり作り、お客様へのコミットメントを増やしていく。
その先に、池田の想いである「カッコいい会計業界」が実現できると信じています。

プロフィール
アテナ税理士法人 代表社員 池田 祐香(いけだ・ゆか)
公認会計士・税理士。熊本県出身。中央大学商学部在学中に公認会計士試験に合格し、大学在学中からBig4で実務経験を積む。卒業後は、あずさ監査法人(KPMGジャパン)東京事務所にて上場企業の監査等に従事。2013年に福岡へ拠点を移し、池田祐香公認会計士・税理士事務所を開業。税務顧問を軸に、経営者の意思決定を支える伴走型支援に取り組み、組織化と品質の標準化を推進。2024年5月1日にアテナ税理士法人を設立し代表社員に就任。会計・税務の価値発信や次世代育成にも力を入れている。
アテナ税理士法人 パートナー社員 杉田 愛(すぎた・あい)
税理士。九州北部税理士会福岡支部所属。一橋大学商学部在学中に公認会計士二次試験に合格。卒業後は、あずさ監査法人(KPMGジャパン)東京事務所にて、上場企業の監査、財務アドバイザリー、J-SOX対応、IFRS関連業務等に従事。夫の海外駐在に伴い一時キャリアを中断した後、子育てに専念する期間を経て、池田の招聘によりアテナ税理士法人の設立・運営に参画。現在はパートナーとして、業務標準化、品質管理、運用整備など組織の土台づくりを担う。

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