<勝手に戦略計画策定講座>MAS担当者の悩みを解決するために

御堂筋税理士法人 代表社員(CEO)・税理士
才木 正之

会計事務所が関与している顧問先には、毎年利益を出して、成長し続けている企業がありますが、何もせずに売上が上がって、利益が出るという会社はこの時代には存在しないのではないでしょうか。安定して成長している企業は、売上の追い方や利益管理を結果に対してだけではなく、未来の行動に対してもかなりシビアに行っていると思います。

そんな企業の経営サイクル(Plan-Do-See)の「確立」と「運営」を支援し、目標達成できる経営体質づくりを支援する経営サポートが「MAS監査」。「MAS」とはマネジメント・アドバイザリー・サービス(経営支援業務)の略で、MAS監査により、経営計画の作成や実行した結果の検証、生み出された課題への対策、社員のモチベーション向上など、さまざまな面から経営のサポートを行い、顧問先に新しい価値とノウハウを提供します。

ところが、最近になって、MAS担当者の悩みとして、「お客様に自信を持って戦略計画に関するアドバイスができない」「このアドバイスで良いか自分では分からない」という声をよく聞きます。では、この課題を解決するためには、どうすればよいのでしょうか。

ピーター・ドラッカー氏は「実践なき理論は空虚であり、理論なき実践は無謀である」という言葉を残しています。この言葉通り、机上の空論では、スタッフには通じません。反対に、実践しても言葉ではうまく表現できないこともあります。理論と実践の両輪がうまく機能して初めてメンバー一体となった戦略計画が進み出すのです。

戦略計画のアドバイスをしたいのならば、少なくとも、お客様に代わって戦略計画を作れるくらいでないといけません。正しいか間違っているかはやってみないとわかりませんが、それよりも、思い切って自分で作成することが大事です。そこを経験していないので、戦略計画に関するアドバイスのハードルが高くなっているのです。「限界利益率が下がってきたから上げてください」は評論家の評論で、アドバイスではありません。「私ならこうしますが、社長ならどうされますか」と対等な関係で一緒に戦略を考えなければいけないと思うのです。

お客様はライバル社の弱みに対して自社の強みを発揮することで、選ばれる会社になります。 これをより具体的に発展させていくことが戦略計画上のアドバイザリーサービスなのです。

セミナー情報

今回ご寄稿いただきました才木先生のハイグレードセミナー「【御堂筋流】勝手に戦略計画策定講座」が7月25日(木)より、全5回にわたって開催されます!

売上規模3億円超、職員数30名超のMAS中心のサービスファームを目指す事務所を徹底支援!
史上初!クライアント社長になったつもりで勝手に経営計画を作ります。
当講座では、停滞中のクライアントの社長になったつもりで経営計画を作成し、MAS業務を推進する極意をお伝えしますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

「【御堂筋流】勝手に戦略計画策定講座」(全5回/全日 10:00~17:00)
① 2024/7/25(木) ②2024/8/28(水)③2024/9/25(水) ④2024/10/23(水) ⑤2024/11/27(水)

詳細・お申し込みはこちら

才木 正之

御堂筋税理士法人 代表社員(CEO)・税理士
「クライアントの真の社外取締役でありたい」。大阪府立大学卒業後、 税理士小笠原士郎事務所(現御堂筋税理士法人)に入社。10年間は税務業務、 財務コンサルティング業務を中心に、その後は、税務業務全般と企業組織変革、 営業チームマネジメントコンサルタントとして業務を遂行。 またセミナー講師としても三菱東京UFJリサーチ、大阪商工会議所等に登壇。 現在は、御堂筋税理士法人代表社員(CEO)として、組織のマネジメント業務も行っている。

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