会計事務所のAI活用・DX化の促進に役立つ!『G検定』
はやし総合支援事務所 代表・情報処理安全確保支援士・資格ソムリエ®・デジタル士業®
林 雄次
人工知能(AI)、機械学習の手法、ディープラーニングに関する基礎知識を身に付けて、適切に事業活用できる人材を養成することを目的としたのが『G検定』です。
自動車の自動運転システムやECサイトのレコメンデーションシステムなど、身近なところにも多くのAI技術が利活用されています。このように、近年ではAIを事業に利活用して新たな価値を生み出すことを求められる時代に突入しました。裏を返せば、ビジネスにおける課題解決のアプローチとして、AIの利活用は必須になりつつあるということです。
一方で、生成AIやディープラーニングという言葉はよく耳にするものの、利活用の方法や事業で利活用する際の注意事項(法律や倫理の問題)など、リテラシーがないことで一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこで活用できるのが『G検定』です。G検定では、AIやディープラーニングに関する基礎的な知識を体系的に学べます。さらに、AIやディープラーニングを事業などで利活用する際の注意点や、AIで実現できることとできないこと、実社会での活用事例など、多面的に学ぶことができます。
試験はインターネット上で行われる形式で、自宅や会社などで受験することが可能。試験の開催は年間6回、2ヶ月間隔で受験の機会があります。試験では、120分間で200問程度を解く必要がありますので、スピードも重要。出題される問題は、用語を選択するような単純な問題は少なく、基礎知識を活かした応用問題が多く出題される傾向にあります。
G検定は、他の試験機関との連携による追加証明、合格者コミュニティへの参加権取得などの仕組みがあることも特徴的です。特に、他の試験機関との連携による追加証明は注目すべきポイント。以下のように、DX推進パスポートという追加の認定も受けられます。
このように、G検定は受験しやすく、合格すると多くのメリットがある検定試験です。近年生まれたAI関係の資格検定の中では比較的メジャーなものですし、受験しない方がもったいないと言っても過言ではないでしょう。AIに関するリテラシーを向上させて、事業にAIを利活用できる市場価値の高い人材を目指して、ぜひ受験を検討してみてください。
林 雄次
はやし総合支援事務所 代表・情報処理安全確保支援士・資格ソムリエ®・デジタル士業®
1980年生まれ、東京都足立区出身。筑波大学附属高校卒業後、社会福祉を志し、淑徳大学にて社会福祉を学び社会福祉士の資格を取得。
卒業後はITを通じて多くの方に役立つべく、IT関連企業で1000社以上の中小企業の業務改善
に従事し、業務・システムに精通。副業として『はやし総合支援事務所』開業、兼業2年を経て独立。
社労士、中小企業診断士、行政書士、情報処理安全確保支援士等として企業向け支援を行いつつ、
保有資格・検定は470を超え、「資格ソムリエ」「デジタル士業」として各メディアで活躍中。
東京都社会保険労務士会 デジタル・IT化推進特別委員
全国社会保険労務士会連合会 情報セキュリティ部会委員
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)セキュリティプレゼンター
日本パラリンピック委員会 ハイパフォーマンスマネジメントチーム 情報・科学スタッフ
経産省:認定情報処理推進機関 中小企業庁:認定経営革新等支援機関 デジタル庁:デジタル推進委員
著書:『行政書士・社労士・中小企業診断士 副業開業カタログ』(中央経済社)
『資格が教えてくれたこと 400の資格をもつ社労士がみつけた学び方・活かし方・選び方』(日本法令)
『社労士事務所のDXマニュアル』(中央経済社)
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