食事後に眠くならないランチのコツ<仕事力を向上させるヘルスケアの極意 Vol.15>
株式会社ラフール 社長室 CHCO
大木 都
2021/10/20
午後の仕事もサクサク!食事後に眠くならないランチのコツ
そろそろ暑い季節が到来。2021年は「7月下旬から8月下旬にかけて熱さのピーク!」と予測している気象サービスもあります。どうしても猛暑が続くと、食欲などに影響がでてしましますよね。特にダルさがある日、ランチ後には強い眠気に襲われて仕事がはかどらないことはありませんか?
そこで今回は【眠くならないランチのコツ】をご紹介します。食後に眠くならないコツをマスターして、食後も仕事をサクサクできるようにしてみましょう!
■そもそも、ランチ後に眠くなる理由は?
食事後の眠気や集中力がかけてしまう理由は、消化のために血流がお腹に集まった結果、脳への血流が不足し、脳がぼんやりしてしまう状態になっているからです。このメカニズムを意識した食事の食べ方により、食後の眠気がコントロールできます。
特にダルさを感じている日は、食後に猛烈な眠気が襲いがちですよね。とはいえ、疲労ケアのためにも食事での栄養補給も大事!ということで、満腹になるまで食べてしまっては逆効果。栄養を上手に補給しつつ、食後も眠気を感じずに仕事をサクッとおえて早く帰って休息が取れるようにしてみましょう!
■ランチ後に眠気を感じないコツ5つ!
下記の取り入れられるポイントは、どんどん試してみてください。1つ1つを自然にできるようになると、食後の血糖値の急上昇も抑えられ、食後の眠気防止以外にもカラダに嬉しいことがいっぱいあります。すべてのコツがダイエットや疲労軽減にも、とても有効なポイントでおすすめです!
① 食前にお水を1杯、のどが渇いているなら2杯飲みましょう。
食前にお水を飲むこと、これから食事がスタートする準備を消化器官が行なえるのがメリット。さらに、水分を補えることでお腹の満腹感にも繋がりやすくなります。できたらお水をモグモグ食べるかのように味わって飲んでみましょう。食事前のお腹や口腔での消化液の分泌準備も万端となって、消化負担の軽減にも繋がります。
② 野菜から食べて、ごはんなどの糖質系は最後にまわす。
ご飯からなど、糖分から食べてしまうと糖質補給による急激な血糖値の上昇を招いてしまって、食後に眠気が出やすくなります。
まずは糖質の少ない野菜・おかず・お味噌汁などから食べるようにしましょう。
③ 一口をゆっくり十分に噛む。
早食いしてしまうと当然ながら消化も大変。お腹での消化負担が多くなることで眠気も増してしまいます。眠気防止にも十分に一口を噛むこと!
口の中で液体になるくらいしっかり消化準備をサポートしましょう。よく噛むことで、唾液にはデンプンを消化するアミラーゼがしっかり分泌され、食材と混ざり、消化を促進します。
④ 自然と満腹感が膨れたら無理に全て食べない。腹6〜8分目で十分。
しっかり噛むようにすると、思った以上に満腹になりますよね。できれば1口30回以上は噛めると理想です。ランチミーティングだと、なかなか難しいとは思いますが、常にしっかり噛むように意識してみましょう。結果的に満腹感も増します。
早めに満腹感を感じられたら、満腹まで食べないように腹8分目にします。
特にランチ後に眠気が悩みの方は、思い切って腹6分目くらいで終えてみてください。午後の眠気が減り、パフォーマンスは維持される実感が得られるかも。
⑤ 小麦麺系のランチを避けて、おかずが多いメニューを選ぶ。
ご案内した眠気防止ランチを行うためには、メニュー選びもコツがあります。しっかり噛んで野菜などからゆっくり食べるためには定食が理想メニューです。特にラーメン・パスタなど、糖質が多くてよく噛まずに食べてしまうメニューは要注意。
眠気が心配な日のランチメニューは、単品1つよりもボリューム満点にみえても栄養バランスも良い定食を選び、味噌汁やおかずから食べたほうが夕方までハイパフォーマンスを維持できたりします。是非ランチメニューの選び方も意識してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
知っているけど、なかなか実行できないコトも多かったのではないでしょうか。残念ながら知識はあっても「実行しないと健康にはつながらない」のが大事なポイントですよね。
実は夏場は日照時間も長くて、睡眠時間も自然と減るため、夜に自分時間も取りやすいんです。午後の眠気防止を試し、午後の仕事を快適に終わらせて、改めて自分時間をゆっくりし過ごせるようセルフコントロールを試してみませんか。
以前の記事で「暑熱順化」での夏バテ予防の記事で対策のご案内をいたしました。よかったら合わせて御覧ください。
▶夏バテ対策に知っておきたい自律神経を整えるコツ
https://www.zeirishi-ch.com/wp/51mm1z_wo8rn
今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
みなさまが、快適な毎日で楽しめますように。