ダルさを感じたら実践したい３つのケア＜仕事力を向上させるヘルスケアの極意 Vol.13＞

2021年7月17日

株式会社ラフール社長室 CHCO
大木都

2021/7/17

春の疲労を感じるときに役立つ、３つの回復習慣

新年度はいかがお過ごしでしょうか。早いもので本コラムも1年が経過しました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

今春は異動や組織変化はありましたでしょうか？
会社によっては全社的にワーキングスタイルを変更するなど、大きな環境変化もあったかもしれませんね。私の場合はリモート勤務が定着し、都内から遠方へ引っ越して新幹線通勤に変わった仲間も多く、リアルではなかなか会えなくなったりしています。

このような環境変化に加え、気温変化も伴うことで、春に特有の「疲れが取れない、気分がのらない、集中できない」などの不調を感じる方も多いと思います。

時期的には「五月病」とも呼ばれ、新人に多いと思われがちな不調ですが、実はこの季節に誰にでも起きうるプチ不調です。

今回はダルさを感じはじめた時に、早めに行いたいセルフケアをご紹介します！

【ダルさを感じたら実践したい３つのケア】
「寝付きや目覚めが悪い」、「ストレスを強く感じる」、「昼間に眠気がくる」など、普段よりダルさを自覚したら、早めに疲労を回復＆リフレッシュして気分転換するのが一番。

３つの回復習慣を始めてみましょう。

１.ストレスを感じたらリセット→短時間休息を意識的にとるコツ
２.お気に入りの息抜き方法をつくる→息抜きを取り入れるコツ
３.朝の体調を確認！→疲労時は頑張りすぎないスケジューリング

以上の３点について具体的にご紹介いたします。

１.作業途中の短時間リセット法
作業中にストレスを感じたら、途中でも作業を止めるのがコツです。短時間でも別のことをしましょう。
例えばトイレに立つ、お茶を入れる、コンビニに行くなど、リフレッシュも兼ねた別のことを行います。一時的に別の作業へ切り替えるのも手ですね。

特に「作業を途中で止めることが出来ないタイプ」の方にこそ、意識的に取り入れてほしいセルフケアです（私もそのタイプでした。笑）。

脳科学的には途中で作業をやめると、情報が脳で整理され、発想転換にも繋がります。コンビニに行ったら「アイディアが降りてきた！」みたいな経験はありませんか？　仕事効率のUPにつながるチャンスと思って、お試しください。

そうは思っていても、気づいたら作業に没頭し「作業が終わったら疲労がどっときた！」なんて経験がある方も多いかもしれませんね。

そんな時は、作業開始時にスマホで40分程度のタイマーをセットしましょう！
アラートが鳴ったら５分休憩をいれるようにして、強制的に脳に休息時間を作ります。

２.お気に入りの気分転換方法をつくる！
短時間でリフレッシュするためにも、お気に入りの気分転換をつくっておきます。特におすすめなのは、リセットできる環境を見つけると良いですね。

例えば、デスクから離れた廊下やベランダから外を眺めて季節を感じる、オフィス前の街頭の並木道で空を仰いで天気の気持ちよさを感じるようにするなどです。

特に緑と青空は視覚的にもリフレッシュされます。デスクワーカーのリラックスにはとても効果的です！

３.頑張りすぎないスケジュールで調整する。
疲労感が続いたら、その日をゆっくり過ごせるように予定を見直してみましょう。具体的には「精神的に疲れそうな予定」は詰め込まないようにします。

休日だとしても、やらなくちゃ！(need)と思うことは出来る限りで後回し、取り組みたい(want)と思うコトを上手に取り入れます。つまり出来る限りでバランスを取り、少しでも自分時間を過ごします。

ただし、ゆっくり過ごすといっても運動はオススメしたいです。デスクワーカーが精神面で疲れている時に、あえて体を使うことで脳と体の疲労バランスが整うと、とても良質な睡眠に繋がります。また、筋肉を十分に動かすことで得られる精神面のメリットもあり、適度な運動はメンタルケアにも役立ちます。

対して、ゆったり自分時間を過ごすと言ってもデスクワーカーの疲労時に注意したいコトもあります。それは映像系の長時間視聴やゲーム、SNSを延々と続けるケース。これはちょっと注意しておきたいです。

脳の疲労で体調不良になっている際、ゲームやSNSは楽しんでいるつもりが脳の処理的には逆に疲れさせることもあります。

つまり、あまり長時間にならないように適度に楽しめるよう、ちゃんと朝のうちにスケジュールをたてて、時間を決めて取り組むのがおすすめです。

あくまで疲労を回復するのが目的です。
脳が頑張りすぎないスケジュールを立ててみましょう。

疲労回復ための３つの習慣、いかがでしたでしょうか。
今年のゴールデンウィークは地域によっては外出制限が続くので、こんな時こそ自分時間を見直すチャンスだと思います。改めてご自身の体調と向き合って、元気を養っていきましょう。

今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました。