風邪症状に取り入れたい早期セルフケア＜仕事力を向上させるヘルスケアの極意 Vol.9＞

株式会社ラフール 社長室 CHCO
大木 都

2021/7/17

風邪っぽい症状を感じた時に、悪化させないための早期セルフケア

12月も残りわずか！急激な寒波にぐんと冷え込むと代謝は落ち、疲労も溜まりやすくなります。
新型感染症も騒がれる2020年末だからこそ、不調を感じたら早めに自分で対策して撃退したい。

そこで今回は「風邪症状を感じたら、すぐに取り入れたい早期セルフケア」をご紹介します。

■その１：喉に違和感・喉の痛み
この時期は乾燥が原因で、喉が起因となる風邪が多いので喉のケアと保湿が非常に大切です。痛みを感じる際には、できるだけカフェインを避けた温かい飲み物を “ こまめに”飲みましょう。保温できるタンブラーに入れ、こまめに飲み、喉を潤し、体を温めます。

特に生姜入りの飲料はおすすめです！

わざわざ購入しなくとも、冷蔵庫の生姜チューブやドライジンジャーを温かい飲み物に混ぜてみましょう。はちみつ等と一緒ですと飲みやすいですし、糖分による喉 の痛み緩和やリラックス効果も同時に得られます。

実は風邪の予防観点でも15分置きくらいに、こまめに水分補給をすることが有効です。喉や口腔内に入っても、飲み込んで胃液で消化して撃退できて予防にも有効な ので、医師もこまめに水分補給しながら診察したりします。

■その２：倦怠感や悪寒を感じる（※）
体が冷えて、体温が低いと、免疫も落ちます。そこで首や足首をしっかりと温めましょう。
夜には体調と相談しつつ湯船にもゆっくり浸かり、芯まで温まってから就寝したいですね。

普段は熱めの湯でサクっと入るタイプの方は、実は表面しか温まらないので、風邪っぽい際にはぬるめくらいにゆっくりと入って、芯から温めてあげることがより効 果的です。

その後は首に柔らかいタオルを巻いたりして、首までを冷えないようにして就寝するのが効果的です。

（※）ここでの「倦怠感と悪寒」は普段と異なる風邪の初期症状を感じるダルさをさしています。急激な発熱、ひどい倦怠感の場合は、インフルエンザ等の可能性も高いです。明らかな病気症状を感じる場合は無理せずに早めに病院で診察しましょう。

■その３：風邪っぽい時の食事対策
風邪症状時の飲食対策についてもご案内します。

【１】ビタミンや栄養補給
バランスよく栄養補給することが大事ですが、風邪はビタミンを優先的に補給。だるくてメニュー検討にも悩むようでしたらマルチビタミンサプリや漢方を使うのも 良い方法です。最近のドラックストアでは風邪症状別に選べる漢方のパッケージになっているので、薬を飲むほどではないと思う際には漢方もオススメです。漢方そ
のものが栄養素でもあるので、体調改善にも役立ちます。

【２】食欲が無いなら「無理には食べない」
栄養補給が大事だからと無理に食事をすると、逆に消化にエネルギーが取られてしまって身体は疲労するケースも。空腹の方が実は体調回復が早くなるので、空腹感 がなく、寝られるなら、睡眠を優先します。ビタミン剤やドリンクやゼリー系で栄養補給して、お腹の消化負担を減らして就寝します。

●うどんより、野菜スープや味噌汁
お腹が空いている場合、消化の良い食事の代表として素うどんを食べたりしませんか？
実は、逆に消化負担になることも多く、栄養も偏りますので、あまりおすすめはできません。
空腹なら味噌汁や野菜スープを食べると風邪には効果的。芯から温めてくれて、総合的な栄養バランスも整って、消化負担も少なく、風邪を治す手助けになります。

●水分補給は十分に！
水分補給は普段以上に大事です。喉を潤わせる、代謝を上げる、排泄して老廃物を出す、などなど様々な作用のために水分が普段より必要になります。
就寝の前後や途中で目覚めた一時にも、水分補給を心がけましょう。

いかがでしたでしょうか。

全体の共通点は「①温めて、②休息をとり、③栄養を補給する」こと！！
この３点の優先順番を意識しましょう。

ちなみに、私の場合はまずは「薬膳味噌汁」を食べます。野菜や海藻をいっぱい入れたお味噌汁に生姜を加えるだけですが、食べると芯から温まり、就寝時の発汗が 促進されて、睡眠の質も上がり、起きるとケロッとしていることが多いので、セルフ対策はコレからって決めています。

連休こそ元気に楽しく過ごし、リフレッシュして新年を迎えたいですよね。
ご自愛いただき、素敵なお年をお迎えください。

みなさまが来年も元気に活躍できますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。