夏バテはタイプ別にケアして<仕事力を向上させるヘルスケアの極意 Vol.16>

株式会社ラフール 社長室 CHCO
大木 都

2021/10/20

夏バテはタイプ別にケアして、だるさ知らずな夏を!


連日のように30度を超える炎天下で戦うアスリートたち。日々の報道映像をみていると『この暑さでの激闘、本当にすごい!夏バテは無いんだろうか。』と、思わずにはいれません。
 
みなさんは、夏バテを感じてはいませんか?
実は「夏バテ」と一口でいっても、不調のタイプはいくつか異なります。東洋医学では夏の不調を「暑さ」によるものと「湿気」からくるものとして分類され、それぞれに合わせた夏バテ対策があります。
今回はそんな不調のタイプ別に、夏のおすすめのセルフケアをご紹介します。


■Type ① 「だるい」・「力が入らない」といったタイプ
【特徴】全体的に力が入らない感じのタイプです。
・疲れやすい
・体力がない感じ
・倦怠感が強くなっている
・やる気がおきない
・朝が苦手
・冷房がやたらと寒い

【おすすめの対策】
このタイプの夏バテは「まずは朝食に栄養をとり、疲労回復のための栄養を朝に補いましょう」ということ。朝になっても食欲が無いのであれば、起床時に常温のお水やお白湯を飲んで胃腸を優しく起こして「蜂蜜かけのヨーグルト」や「市販のおかゆ」などの軽食を食べてみるのはいかがでしょう?
特に胃腸が弱っている感じならば、おかゆにはシソや梅・生姜などの薬味、またはツナ缶・たまごでタンパク質の栄養をプラスしてみましょう。
 
また、このタイプの方には激しいトレーニングは逆効果です。夏の体力づくりのつもりが、やたらと疲労感が増しているなんてことはありませんか?
できればお散歩やマッサージなど、リラックス系ケアがおすすめ。エネルギーを養うことが重要で、元気が出てきたらご自身の体力に合わせて、無理のない範囲でスポーツを楽しんで、秋に向けた体力をつけていきましょう。
 
■Type② カラダが重く感じる
【特徴】全体的にカラダが重い感じのタイプで、むくみを感じる特徴も。
・身体が重だるい感じ
・むくみやすい
・鼻水や鼻つまり
・汗がベタつく感覚
・下痢や軟便になりやすい
・胃腸が丈夫ではない

【おすすめの対策】
このタイプの夏バテは水分代謝の巡りが悪くなっている可能性が高いです。夏だからって「水分を必要以上にとりすぎないこと」をおすすめしたいです。
熱中症予防に「水分補給だ!」とガブガブと水分を補給すると、実はかえってダルさが強くなることが多いタイプなのです。一度にたくさん飲むのではなく、出来るだけこまめに少しずつ飲み続けましょう。
食材には、とうもろこし(茶)・スイカ・ブドウなどの豆科やウリ科の食材が水分代謝をサポートしてくれるのでピッタリです。
 
また、じんわりと汗をかく程度のウォーキングや入浴がおすすめ。むくみがちな体の水分を適度に代謝することを心がけてみましょう。エアコンのドライモードを活用して湿度対策をすることでも快適さが増す可能性が高いタイプなので、湿度が高い室内で過ごす際にはぜひ試してみてください。
 
いかがでしょうか?
 
夏バテと一口で言っても実は本質が異なるので、自分に合ったセルフケアが大事。急激に水分を飲めば対策になるわけでもなく、体力づくりのためにカラダを無理にトレーニングすることが良いとも限りません。ご自身の体調と相談をしながらケアをしてみましょう。
 
今回は大きく2タイプでセルフケアをご案内しましたが、この2つのタイプに当たらないのに、夏バテを感じることももちろんあります。猛暑にはそれだけで体力を消耗させるパワーがあるので、ある程度の夏バテは当然とも言えます。
しかし、しっかりと睡眠環境を整えて良質な睡眠を取り、十分な栄養、適度な水分を補うセルフケアを実行することで、確実にダルさは軽減され、快適に過ごせる時間が増えていきます。
 
昨年8月の夏バテ対策には「5つの簡単なコツ」をご紹介しています。
よかったら過去の記事も合わせてご参照ください。
https://www.zeirishi-ch.com/wp/51mm1z_wo8rn
 
今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
みなさまが、快適な毎日で楽しめますように。

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