疲労を溜める3つのNG生活習慣<仕事力を向上させるヘルスケアの極意 Vol.12>

株式会社ラフール 社長室 CHCO
大木 都

2021/7/17

疲労を溜める3つのNG生活習慣を避けて、パフォーマンスUP

3月も終わりが近づき、期末の会社も増えて大忙しの毎日でしょうか。

前回の忙しい時にやってしまう、疲労を貯める3つのNG習慣って?に続く第2弾として、今月は今すぐにでも直せるポイントを3つご紹介いたします。

【NG習慣1】
長時間にわたり、同じ姿勢が続いてしまう

デスクワーカーにとって繁忙期は、同じ姿勢(特に前傾姿勢)が長時間続くので要注意!

最初は肩こりや腰痛を感じることがあった体も、コリが悪化する程に固まりきって痛みも感じなくなっていきます。
例えるなら『室内に入ったときに”何か臭い”と思っても滞在して慣れると感じなくなる』ようなもの。体のコリのような辛さですら、習慣化すると気づかなくなりま す。

しかも、長時間の座った姿勢だと運動習慣の有無に関係なく、座っている時間が長いだけで死亡率が上がることが知られています(※下記「参考」参照)。自分で避け られるリスクを避けるため、長時間座位を続けないような対策をしてみましょう。

▶対策:タイマーを使って定期的に区切る&立つ
自分の集中力が維持できる40分毎などでスマホのタイマーを鳴らします。その場で手を止めて、席から立ってストレッチをしたり、立ち上がってお茶をいれてリフレ ッシュする時間を作ります。

実は区切りの良いところで仕事を止めると、再び作業をスタートするときにブーストが掛かりにくくなります。

脳科学的には「あえて途中で区切る」が理想。時間が来たら作業途中でも一旦手を止めることで、次にお茶を入れた後に作業再開するとスムーズに始めやすくなりま す。

【NG習慣2】
疲れすぎて連日シャワーで済ませて寝る

「ハードワークで疲れた」「早く寝たい」という気持ちでシャワーだけで寝ていませんか?

または「朝にシャワーを浴びたほうが、支度もラクで、目覚めるから効率がいい」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも、これは疲労回復にはNG習慣!

特にデスクワークで疲れたときほど、数分でもいいので湯船につかるのがオススメ。
湯船の水圧が血流を促進して老廃物排泄を促進したり、身体の芯から温まってから就寝することで、同じ時間の睡眠でも質をUPできるんです。

【対策】面倒な湯船を、少しでも効率的に!

▶対策①:出勤前にお風呂のお湯張りをセットしておく
強引に1日の疲労を取る時間を決め、タイマー機能でお湯張りをセットしておきます。
→帰宅が遅くなってもすでにお湯が入っていると便利!

▶対策②:朝にシャワーはセットでオススメ
朝のシャワーは気分を上げるために使います。熱めのお湯と冷ための湯を、交互に首にかけて体を目覚めさせましょう。これは、自律神経のケアにもなるのでオスス メです。

【NG習慣3】
呼吸が浅くなって、疲れている

疲れている人に多いのが、呼吸が浅くなっている症状。特に上記のNG習慣が該当する方には、ほぼ確実と言っていいほど起きているかと。

誰でもハードワークでの高ストレス時には、呼吸が浅くなります。緊張状態にあり、リラックスできなくなるのです。これでは体が疲れてしまうので、呼吸を整える こともすごく大事なケアです。

【対策】呼吸をゆっくり、リラックスする方法

▶対策①:まずは現状をチェックするために、深呼吸してみる
深呼吸をしてみたのに『あれ?おもったより、深く息が吸えない』って思うなら、呼吸が浅くなっていることが日常化しているサインです。

▶対策②:疲れたときほど深呼吸、ため息も効果的!
鼻から吸って、口からゆっくりと吐く呼吸を繰り返しましょう。できれば朝昼晩など1日のうちに数回に分けてお試しください。

NG習慣1のタイマーを使った対策に合わせ、座位から立ち上がったタイミングにセットで深呼吸を行うなど、1日のうちで何度も取り組むのもすごく良いです。脳に 酸素がたっぷり巡り、仕事効率もきっと上がります。

▶対策③:アイテムを使ってケアをする。
スマートウォッチなどのウェアラブル活動量計で安静時心拍数や1分間の呼吸数などの健康変化をチェックし、呼吸が浅くならないように管理するのもいいです。
または、人気で国内でも広まっているマインドフルネスのアプリを使って朝晩にじっくりと時間をとって瞑想で深呼吸をするのも疲労回復にとても有効なのでおすす めです。

いかがでしたでしょうか。

忙しいときほど、ご自身の体調変化にいち早く気づき、悪化する前に早期ケアをすることで、日々を快適にお仕事できると素敵ですね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※参考:厚労省サイト 座位行為
https://www.mhlw.go.jp/content/000656521.pdf

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