SNS投稿ネタが切れても大丈夫。便利ツールでネタ探し。

SNS投稿ネタが切れても大丈夫。便利ツールでネタ探し。

株式会社ウェブタイガー 代表取締役
生成AI・ソーシャルメディア コンサルタント
田村 憲孝


SNSやブログで集客するためには、継続的にコツコツと発信し続けることが重要です。しかし、XやInstagramのアカウントを開設し投稿を始めたものの、ほどなくネタが尽きて放置状態になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

あなたの名前や所属している団体名をSNSで検索すると、運用しているアカウントが表示されます。しかし、最後の投稿が数ヶ月前、あるいは数年前だと、ブランディング的にも逆効果です。投稿されている内容が古いものばかりだと、信頼を失うことにもなりかねません。とはいえ、投稿するネタが次々に湧いてくるわけでもありませんよね。

一方で、継続してSNSやブログで発信している方もいらっしゃいます。そんな方を見て「すごいなぁ」と思っているあなた。実は、それほどすごいわけではありません。毎日何件も投稿している方も、すべてをゼロから生み出しているわけではないのです。

そこで今回は、さまざまなツールを活用して投稿のネタを収集するヒントをお伝えします。ネタが見つかれば、そのテーマについて専門家としての見解を伝えれば良いのです。SNSに掲載する見解はひと言でも十分。重要なのは発信の頻度です。投稿頻度を維持することで、あなたのタイムラインを新しい状態に保ち、単純接触効果によって信頼度も高めることができます。

生成AIで情報収集

現在、ChatGPTでは無料プランでも検索機能が利用できます。また、GoogleのGeminiでもウェブ全体から情報収集できるようになっています。この便利なツールを使って、ネタになりそうな話題を調べてみましょう。

私もこの記事を書きながら、「2025年1月以降に発信されたニュース記事の中から、消費税を話題にしたものを収集してください」とChatGPTに聞いてみました。

情報源のリンクも表示されるため、元データを確認し、情報の信憑性をチェックすることもできます。

この手順で得られた情報の中から適当なものをいくつかピックアップし、それぞれの話題について専門家として簡単に解説してみてください。作成した解説文は、そのままSNSやブログに投稿できます。

Xで情報収集

リアルタイム性を重視するなら、Xで情報を集めるのも良いでしょう。ここで試しに、「消費税」と検索してみます。

入力したキーワードに対して、どのような切り口で話題になっているのか、「今」の状況を把握できます。それぞれの投稿に対する反応数などをチェックすることで、どのような切り口で発信すれば読まれやすくなるのかも分かります。引用したりアレンジしたりして、あなた自身の投稿として発信してみてください。

ただし、Xには偏った内容の投稿も多いため、扱う題材には十分注意が必要です。また、検索してヒットした投稿の内容と自身の考え方が異なる場合、反論したくなることもあるかもしれません。しかし、SNS(特に相手の顔が見えにくいX)では、反論がきっかけで不毛な水掛け論になるケースが多々あります。SNSという公の場での不毛な論争は、あなたにとってまったくメリットがありません。SNS上で見知らぬ相手と議論することは避けるのが賢明です。

「どうしても反論したい!」という場合でも、相手に直接返信するのは避けましょう。

Googleアラートで情報収集

Googleアラートは、特定のキーワードを登録しておくと、そのキーワードに関する新しい情報を定期的に知らせてくれるツールです。私は、生成AIやSNSに関する用語を登録し、毎朝自分のメールに最新情報が届くように設定しています。送られてきた情報の中から得意な題材を選び、自身の見解を加えたり、一般の方に分かりやすく説明したりすることで、SNSの投稿文を作ることができます。

※Googleアラート:https://www.google.co.jp/alerts

自身の知識だけに頼らなくても、SNSやブログに投稿するネタはオンライン上にいくらでもあります。ネタさえ見つかれば、あなたが培ってきた専門知識を活かして解説するだけです。情報収集のコツさえつかめば、SNSのネタに困ることもありません。今日からさっそく、あなたの専門知識を活かした投稿を始めてみましょう。

田村 憲孝

株式会社ウェブタイガー 代表取締役
生成AI・ソーシャルメディア コンサルタント

不動産会社で営業職・営業管理職としての経験を積んだ後、2010年に独立し、現職に至る。 企業や自治体のSNS運用を、研修・講演・運用代行・広告運用を通じて支援。2023年からは、 ChatGPTなどの生成AIを活用したSNS運用支援を開始。 さらに、SNS以外の領域でも業務効率化を目的とした企業や各種団体への生成AI活用支援・研修を 提供している。

著書
『小さな会社・お店が知っておきたい SNSの上手な運用ルールとクレーム対応』同文舘出版
『世界一わかりやすい ChatGPTマスター養成講座』つた書房
『Instagramショップ 制作・運用の教科書』つた書房
『Facebook&Instagram&Twitter広告 成功のための実践テクニック』ソシムなど

ChatGPTをビジネスの現場で有効活用するための、基本的な操作方法からさまざまな 文書の作成手順までを、ビズアップ総研のeランニングサービス「e-JINZAI」の 「ChatGPTマスター講座」にてお伝えしています。

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