さぁ、経営しようぜ!

士業の限界を超えろ!

コロナを契機に加速度的に進んだ、効率化、デジタル化、オンライン化によって、売上高10億円を超える税理士事務所が次々と現れ始めている。10億とは、かつての会計業界ではめったに見られなかった売上高だ。同時に、経営の枠組みにも変化が起きている。業界をリードする売上高数十億規模の事務所は、士業一本で勝負するのではなく、本業で培った知識やノウハウ、人脈も生かした一般事業会社の新たなビジネスへの参画で、グループとして組織をさらに大きくしている。
大きな変革期を迎えつつある今こそ、各事業所が業界の慣習や定石を打ち破って、さらに上を目指して組織を成長させていくことが、この会計業界の発展において欠かせない。そして、そのために必要不可欠となるのが、「士業の企業化」だと私は考えている。

企業化の先に見える
10億の輝き

組織内の業務が細分化・分担されている一般企業では、従業員の働きやすさを確保するのも経営者の役目。経営トップが実務も担う場合が多い会計業界において、事業所の規模も売り上げも未来のビジョンも大きくするのに、一番の近道となるのが一般企業化だ。
どんなに優秀でも、経営者一人の力でできることには限界がある。業務を属人化せず、系統立てて分業する。経営トップは実務を任せ、経営に専念し、従業員の働く環境を整える。こうした一連の企業化が、優秀な人材を会計業界に呼び込み、業界そのものを成長させるためには欠かせない。このとき、基盤を固め経営の多角化へと踏み出す第一歩として私が位置づけるのが、売上高10億円だ。士業の企業化が、この売上高10億円到達を可能にすると同時に、10億円からのさらなる飛躍の最も大きな原動力になると私は確信している。

真の価値は本質に宿る

この「税理士.ch」では、表面的な意見ではなく、経営者の本音を伝えることを重視している。売上高10億円という1つのステージをクリアし、組織として目指す未来のために、経営者として選んだ道はどんなものだったのか。もちろん、順調に成長を続けてきた事業所ばかりではなく、長くつらい忍耐の時期をどうにか乗り越えた事業所も少なくないだろう。
これから未知の世界へと踏み出す経営者の方にとって、勇気をもらえる心の拠り所となるような情報サイトとなるべく、ありのままの正直な経験者の声を含め、有益な情報を提供していきたい。

サムライよ、
今こそ経営という
刀を抜け!

事務所を立ち上げたばかりの志の高い先生方、発展的組織のスタートラインである売上高10億円を目指し日々経営に取り組んでいる先生方、そして、これらの先生方のロールモデルとなる10億円を超えて成長を続ける事業所の先生方。どの方々にとっても、この「税理士.ch」を通して、会計ファームとして成長を続ける経営者の情報に触れることで、前向きな意識の醸成や課題解決へのヒント、新しい事業のアイディアなどが得られるはずだ。
意欲的な先生方と一緒に、これからの人材があこがれる魅力的な業界づくりの一端を担うことで、会計業界を盛り上げられればこれほどうれしいことはない。
夢は大きく、理想は高く。サムライよ、今こそ経営という刀を抜け!

さぁ、経営しようぜ! 株式会社ビズアップ総研 代表取締役税理士 吉岡高広

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